儀式
秋辺 日出男
私の作品づくりへの思いとこだわりは、アイヌの伝統的な考え方に通じるものがあるのですが、作品を見た人に何か良い出来事が起きる、その人の感情に良い作用が起きるように、そんな願いを込めて作っています。
澤井 和彦
■アイヌ文化財団文化活動アドバイザー
作品作りにおいては、なるべく丁寧に、オリジナル性にこだわり作っています。昔ながらの手法やデザインは、お客様の趣向に合わなくなっているものあり、今風というか、時代のニーズに合った新しいものを作り出したいと想っています。
床 明
アイヌの伝統文化とひと口に言ってもいろいろあるのですが、その文様が意味すること、込められたアイヌの精神、たとえば災いから身を守るための色や文様、踊りの所作とか、そういった事をキチンと踏まえた上での表現者でありたいと思っています。
床 みどり
■アイヌ文化財団文化活動アドバイザー
昔、母や祖母がよく作っていたものを今に再現できたらと思いながら作品に向き合っています。私は、自然や風の流れ、炎の動きなどを表現したものが好きなので、そういったものを感じ取れるような表現ができたらいいなと思っています。
日川 清
何かをこだわって作るとなると、これで良いと言うことがなく、どこまでいってもキリがないですね。かつては大きな熊の木彫りを中心に作っていましたが、今は小物の木彫りをよく作っています。マキリ(アイヌの小刀)も作ることがあります。